【アメリカ】沖縄関係2人受賞 ウーマン・オブ・ザ・イヤー


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
南カリフォルニア日系社会で奉仕活動などで功績を挙げた女性を顕彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」に選ばれた受賞者5人。左から2人目が呉屋君子さん、3人目がマーサ・西中さん=5月3日、モンテベロのクワイエット・キャノン

 南カリフォルニア日系社会において奉仕活動に従事し功績を挙げた女性を顕彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」の表彰式が5月3日、モンテベロのクワイエット・キャノンで開催された。

同賞は日系市民協会と南加日系婦人会が毎年選出している。選ばれた5人は受賞を励みに、より一層の社会奉仕に励むことを誓った。当日は約380人が訪れた。5人の受賞者のうち、2人の沖縄系の受賞者を紹介する。
 呉屋君子さんは1942年宜野湾市生まれ。普天間高校卒業後、ハワイへ留学しカレッジを卒業。70年にロサンゼルスの隣接都市トーランスへ移住した。86年から日本語教師として25年勤務し2012年に退職。04年に北米沖縄県人会婦人部部長、11年に北米沖縄県人会創立103年目にして初の女性会長に就任、県系会員のために尽力した。夫呉屋茂夫さんとの間に1男3女、孫9人に囲まれ、今もボランティア活動を続けている。5人の受賞者を代表して呉屋さんが感謝の辞を述べた。
 マーサ・西中さんはエクアドル生まれ。10代で米国に移住した。3人の日本文化や習慣を受け継ぐ子どもに育て上げ、今はプロの健康管理者、教会のリーダー、またコミュニティーの現役活動家であり、日本人の考え方や生き方を教えるボランティアである。二世ウイーク女王のトリー・西中・レオンさんの叔父の妻である。(当銘貞夫通信員)