名桜大でシンポ 移民理解深める 大学コンソーシアム沖縄


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公開シンポジウム「移民・デカセギ・亡命・ホスト社会」=6日、名護市の名桜大学多目的ホール

 【名護】名桜大学(山里勝己学長)と県内11の大学などからなる大学コンソーシアム沖縄は6日、名護市の名桜大学多目的ホールで公開シンポジウム「移民・デカセギ・亡命・ホスト社会」を開催した。

アジアと南米の事例から、移動する側と受け入れる側の葛藤と共生について考えを深めた。
 約350人が参加した。シティーカレッジ・オブ・ニューヨークのアラセリ・ティナヘロ教授がキューバ亡命について、南山大学の加藤隆浩教授が20世紀初頭のペルーの日系移民についてそれぞれ基調講演した。
 加藤教授は「多文化共生」という言葉が1990年代に外国からの日系人が日本にも来たことで生まれたことなどを説明した。
 パネルディスカッションでは講演した2人に加え、城西国際大学の田島久歳教授、琉球大学の酒井アルベルト准教授、名桜大学の住江淳司、李鎭榮(リーチンヨン)両教授が登壇した。