次世代ものづくりへ転換を、白書 IT活用を提言


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 政府は9日、2014年度版「ものづくり白書」(ものづくり基盤技術の振興施策)を閣議決定した。日本の製造業は欧米に比べてITの活用が遅れていると指摘し、ビッグデータと呼ばれる膨大な情報などを生かした次世代のものづくりへ転換するよう提言した。

 白書はドイツや米国を例に挙げ、工場の装置や部品などをインターネットにつないで生産性を高める動きが世界で進んでいると分析した。こうした変化への対応と競争力強化が課題とした上で、「IT活用の利点を理解し、産学官が一体となって思い切った方向転換が重要だ」と訴えた。
 日本企業の海外展開は、今後も続くとの見方を示した。
(共同通信)