東京海上ホールディングスは10日、米保険会社HCCインシュアランス・ホールディングス(デラウェア州)を買収すると発表した。買収額は約75億ドル(約9400億円)に上り、国内の保険会社による海外企業の合併・買収(M&A)では過去最大になるとみられる。
東京海上はHCC社の全株式を取得し、年内に買収を完了する予定だ。
HCC社は米国や英国、スペインなどで事業を展開し、会社役員賠償責任保険や農業保険など専門性の高い保険商品に強みを持つ。東京海上が扱っている商品と重複が少ないことから、買収による相乗効果が高いと判断した。
(共同通信)