ニッカ「余市」8月販売終了 ウイスキーの原酒不足


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8月末の出荷分で販売を終えるウィスキー「シングルモルト余市」の10年

 アサヒビールは10日、傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキー「余市」の販売を8月末の出荷分で終えると明らかにした。国産ウイスキー人気で原酒が不足したため。ただブランド名は残し、9月以降に発売する新商品に使用する方針だ。

 「余市」は1989年にニッカウヰスキーが出した高級ウイスキー。ニッカの創業者竹鶴政孝氏がつくった余市蒸留所(北海道)の原酒だけを使用するシングルモルトで、独特の香ばしさで愛好家が多い。
 熟成年数「10年」「12年」「15年」「20年」の4種と、若い原酒を使うノンエイジ商品がある。竹鶴氏をモデルにした連続テレビ小説の影響で販売が伸びた。
(共同通信)