米の貿易法案、週内にも採決 下院、TPPの鍵握る


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 【ワシントン共同】米議会下院は10日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の鍵を握る「貿易促進権限(TPA)法案」を週内にも採決する方向で調整に入った。ロイター通信が、TPAに賛成する野党共和党の幹部の話として報じた。

 可決には、TPAに反対する与党民主党の一部も賛成に回る必要があるとされる。共和党指導部はオバマ政権と協力して民主党議員への説得を続けており、可決の可能性を見極めた上で採決の日程を決める見通しだ。
 法案が成立すると、合意済みの通商協定の内容を議会に覆されることがなくなるため、TPP交渉妥結に欠かせないとされる。上院は5月22日に法案を可決。
(共同通信)