NTT、サイバー専門家1万人に 20年に4倍に引き上げ


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 NTTの鵜浦博夫社長(66)は11日、深刻化しているサイバー攻撃への対策を強化し、2020年までにグループの専門家を今の約4倍となる1万人に増やす方針を明らかにした。攻撃の標的になる恐れがある東京五輪に向けて、被害の防止につながる団体の設立や、他企業の専門家増強への支援も急ぐ。共同通信のインタビューで発言した。

 鵜浦氏は「サイバー攻撃を防衛できるよう日本全体が対策のスピードを上げ、被害を最小限に抑え込むことが重要だ」と強調。NTTの呼び掛けに応じた15業種の約30社でつくる「産業横断サイバーセキュリティ人材育成検討会」を中心に取り組みを広げるとした。
(共同通信)