サックス奏者コールマン氏死去 フリージャズの巨人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
死去したオーネット・コールマン氏(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版などによると、ジャズの米サックス奏者オーネット・コールマン氏が11日、心不全のためニューヨークで死去した。85歳。従来のジャズの発想を覆した自由な演奏スタイルを生み出し「フリージャズの巨人」と呼ばれた。

 南部テキサス州フォートワース生まれで、7歳の時に父親が亡くなった家庭は貧しかった。14歳で安いアルトサックスを手に入れ、ラジオから流れる曲をまねて独学で音楽を学んだ。代表作のアルバム「ジャズ来るべきもの」(1959年)は世界に大きな衝撃を与え、フリージャズの原点となった。
(共同通信)