「マンゴー共和国」宣言 宮古島、観光振興へPR


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 【宮古島】宮古島の特産品の一つであるマンゴーをPRするとともに、観光振興につなげることを目的としたイベント「マンゴー共和国」(同実行委員会主催)が12日、始まった。

8月30日までの期間中、提携する農家や店舗で割引などのサービスが受けられるほか、マンゴーを使ったお菓子や写真のコンテストを開き、消費拡大を図る。初代大統領に就いた下地敏彦市長は「日本一の宮古島産マンゴーを堪能してもらい、世界に広めたい」と語った。
 イベントでは市平良の特産品販売店「島の駅みやこ」で「入国ビザ」と呼ばれるパス(100)円を取得。市内の農園や飲食店など協力する約30店舗で見せると割引や1ドリンク無料など各種特典が受けられる。
 島の駅みやこで開かれた「建国式」では、大統領が「世界一おいしいマンゴーを、この国を訪れる全ての人々に惜しみなく提供してそのおいしさを堪能してもらい、それを世界中に広めてもらう」などと目的を説明。宮古島市のマスコットキャラクター「みーや」にビザ第1号が発行された。またビザを取得した「国民」に「3度の食事もままならないくらいマンゴーを食べ続ける」などの義務を課すなど、遊び心たっぷりに“建国”を宣言した。

マンゴー共和国大統領に就き、建国を宣言する下地敏彦市長(中央)=12日、島の駅みやこ
マンゴー共和国のロゴマーク