ギンバル跡から温泉 18年以降、施設稼働へ


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 【金武】金武町が米軍ギンバル訓練場跡地での温泉整備に向け掘削を進めていた現場から、温泉が湧き出したことが12日までに分かった。町は2018年以降に温泉施設を稼働させる考えで、実現への第一歩を踏み出した。

 14年3月から1年間、掘削作業を進めていた。町基地跡地推進課によると、ことし2月に温泉が出て、3月に業者による調査文書がまとまった。
 1501メートルの深さを掘り、毎分約400リットルで34度の温泉が出た。成分や温度などから、湧き出した水が温泉であると認められた。関節リウマチ、腰痛、打撲などに効くという。
 実際に温泉が湧き出したことを受け、町は今後、温泉施設の運営者、事業内容、予算などの決定に向けて動き始める。
 同課は「やっと(掘削地点に)温泉があると言える。(同跡地に計画されるスポーツ施設など)周辺施設と連携しながら計画を進めていきたい」と話した。