民泊参加を呼び掛け 名護市久志、のぼり設置


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 【名護】名護市久志地域の沿道では「民泊しませんか?」ののぼりが目立つ。昨年1月に発足した、久志地域交流推進協議会の民泊部会の取り組みだ。
 民泊事業の先進地である東村の協力とアドバイスを受けながら、久志地域での民泊受け入れをスタートした。

県外の修学旅行生らとの交流を通して地元の良さを再認識し、農家への副収入増の経済効果もあることから、同協議会では民泊部会員の加入による地域活性化に期待している。
 現在の会員農家は14軒で、県外の修学旅行生を主な対象として、農業体験などを織り交ぜた民泊事業を進めている。東村観光推進協議会の協力もあり、夏休み期間を除き、ほぼ年間を通じて県外からの修学旅行生の受け入れ依頼がある。
 「民泊しませんか?」ののぼりは久志地域の民泊事業の宣伝と同時に、同地域の民泊部の会員を増やすためのPRが狙い。民泊部会では月1回の定例会を持ち、会員相互の情報交換や事業計画などについて検討を重ねている。
 新名栄子部会長は「一般を対象とした大人民泊も取り入れ、東村とさらに連携を図りながら久志地域独自の事業を進めていきたい」と目標を掲げている。民泊事業の問い合わせは久志地域交流推進協議会事務局(電話)090(9785)7832。
(嶺井政康通信員)

国道沿いに並ぶ「民泊事業」をPRするのぼり=名護市安部
独自の受け入れメニューなどについて意見を交わした民泊部会5月定例会=名護市のわんさか大浦パーク交流支援室