【島人の目】首相夫妻歓迎会に出席


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 4月下旬1通のEメールが在ロサンゼルス日本国総領事館より寄せられ、「5月1日 安倍晋三総理大臣ご夫妻と日系人・邦人との出会いに配偶者同伴で招待します」との文面となっていた。

 南カリフォルニア日系リーダーおよび日米親善に貢献している人たちへの誘いとなっており、警備体制強化のため他言、権利の譲渡、個人での写真撮影などの禁止が書かれ、シークレット・サービスがチェックするので必ず身分証明を持参することも明記されていた。
 安倍首相はワシントン上下両院議会での歴史に残る英語によるスピーチや東海岸の訪問を終え、帰国への途中、西海岸カリフォルニア州を訪れた。サンフランシスコ近郊のシリコン・バレーのあとロサンゼルス入り。5月1日、ダウンタウンのビルトモア・ホテルで昼食会に臨んだ後、投資セミナー、歓迎レセプションに出席、日系人らと歓談した。その後「総領事館主催の首相夫妻との出会いの場」が持たれたのである。
 当日会場となったロサンゼルスダウンタウンのビルトモア・ホテル周辺は多くのパトロール・カーが警備体制を敷いていた。招待客は配偶者を含めて70人、参加者を代表して日系人長老で95歳になる三宅明巳さんが歓迎の言葉を述べ、安倍首相の歓迎のあいさつと続いた。その後、堀之内秀久ロサンゼルス総領事が招待者の主な肩書を紹介、安倍首相夫妻と出席者1組ずつとの記念撮影が行われた。
 ちなみに、私は2014年度「南カリフォルニアにおける全国組織県人会協議会会長と妻愛子」と紹介された。沖縄出身者は私一人であった。
 南カリフォルニアの日系人は15万人余、その地域で活躍する日系人と安倍首相夫妻との出会いと友好の場をつくり、写真撮影をして生涯の思い出の一こまにとの堀之内総領事の思いやりに私は深く感動した。
(当銘貞夫、ロサンゼルス通信員)