斎場御嶽の休息日特別展「祈りのはじまり」 南城市知念


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特別企画展で展示している「金の勾玉(まがたま)」「屋比久ノロの勾玉」=16日、がんじゅう駅・南城

 【南城】南城市にある世界文化遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」の休息日特別企画展「祈りのはじまり」(市観光協会主催)が16日、同市知念久手堅のがんじゅう駅・南城で始まった。18日まで。斎場御嶽の“祈りの源流”をパネルや映像で紹介している。

 斎場御嶽で出土した「弥生式土器片」を初公開したほか、「金の勾玉(まがたま)」「屋比久ノロの勾玉」を展示している。琉球王国の最高位の神女だった聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀式「御新下り」の再現儀式で使用した神女たちの衣装も見どころ。
 入場料は200円(中学生以下無料)。開館時間は午前9時~午後6時。問い合わせは同観光協会 電話098(948)4660。
 市はことし6月16~18日、11月12~14日(旧暦5月と10月の1~3日)を斎場御嶽の「休息日」にしており、この期間内は立ち入りを禁止している。【琉球新報電子版】