マンゴー26%増1961トン 15年産見込み


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県産マンゴーの生産量

 県農林水産部は16日、2015年産マンゴーの生産見込み量を発表した。宮古・八重山地域で収穫面積が増加し、全体で平年(09年から13年の5年間のうち最も高い年と低い年を除いた3カ年の平均値)比26%増の1961トンを見込んでいる。

 各地区の生産状況はほぼ平年並みだが、宮古と八重山地区では12年と13年で収穫面積が増えたためそれぞれ生産量は大幅に増加する見込み。宮古地区は平年比60%増の787トン、八重山地区は64%増の204トンを見込む。収穫ピークは7月中旬。
 出荷の平準化・安定化を図るモデル事業の導入で、加温機の整備が進んだ。ボイラーを入れて寒暖差をなくす加温栽培の出荷は、全体の約13%を占める253トンとなることが見込まれる。
 今期の開花率は好調で生産量の増加が見込まれたが、着果率は前年並みとなっている。低温により生育初期の果実肥大は芳しくなかったが、生育中期から後期にかけて高温が影響して順調な肥大をみせた。