米利上げ、9月以降の公算 FRB議長「年内可能」 


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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は17日、金融政策運営を決める連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見で「利上げはこの先数カ月の経済指標次第だ」と述べ、9月以降になる公算が大きいことを示唆した。米景気は年初の急減速を経て復調の兆しをみせており、議長は「年内の利上げは可能だ」との見方も示した。

 この日のFOMCは、事実上のゼロ金利政策の当面の維持を決めた。イエレン議長は会見で「景気回復が続くという決定的な根拠が見たい。利上げには一段の景気回復が必要だ」と述べ、景気の先行きを慎重に見極める姿勢をあらためて強調した。
(共同通信)