上場企業の情報流出7千万件超 12年以降、民間調査


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 2012年以降に上場企業などから流出した個人情報の合計が最大7148万件に上ることが18日、東京商工リサーチの調査で分かった。企業は情報管理を強化しているが流出は後を絶たず、今年も前年を上回るペースで推移している。

 東京商工リサーチが12年1月から今年6月15日までに、上場企業とその主要子会社が発表した情報の漏えいや紛失を集計した。流出の可能性があるとしたものも含めると、発表した企業は179社に上り、事故件数は計288件だった。
 原因別では、288件のうち書類の紛失や誤廃棄が130件で最も多かった。コンピューターへの不正アクセスやウイルス感染は53件。
(共同通信)