活気取り戻す機会に MICE決定 与那原で祝賀会


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高らかに杯を掲げ大型MICE誘致を祝う古堅國雄町長、大勢の町民ら=与那原町社会福祉センター

 【与那原】中城湾沿線東海岸地域の活性化に期待が寄せられている大型MICE施設誘致決定を受けて、与那原町(古堅國雄町長)は12日、町社会福祉センターで祝賀会を開催した。

 誘致運動を展開してきた実行委員会27団体代表ら関係者200人余が参加。古堅町長が「長年の念願だった2万人収容の施設誘致が決まった。地域ならではの文化を掘り起こし、中南北部への中継地として栄えていた昔の活気を取り戻すチャンスだ」とあいさつした。
 敷名盛紀町議会議長が経過を振り返りながら、町民への協力を呼び掛けた。県の前田光幸文化観光スポーツ部長は「大型MICEは地域の新興発展だけでなく、沖縄全体に経済効果が出るよう、大きく連携しながら取り組んでいく」とエールを送った。
 上里幸誼町商工会長の「カンパーイ」の音頭で参加者全員が高らかに杯を掲げ、ますますの町の発展を祝った。
 誘致実行委員会の知念勇吉会長は「町民が一致協力して海外からの来客を迎える安全安心なまちづくりなど、これからが本番だ」と強調した。
 舞台では町文化協会や民謡、地謡研究会による歌三線、踊りが披露され会を盛り上げた。(知花幸栄通信員)