国際通り「新たな顔に」 屋台村が本格開業


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 那覇市牧志の映画館グランドオリオン跡地に、20店舗の飲食店を構えた「国際通り屋台村」と県内15離島の特産品をそろえた「離島マルシェ」が19日、オープンした。屋台村は、観光客や地元民らが集まることで地域の活性化を図るほか、若手経営者に起業の機会を提供する。

 屋台村1店舗当たりの敷地は約12平方メートルで店内はカウンターが8席、店外には最大で20席が設けられている。ヤギ料理や泡盛バーなど県産品を使った創作料理のほか、米国で人気のチャイニーズバルやドル時代の肉料理を味わえるアメリカンダイニングバーなど県内初出店の店舗も連なる。
 午後5時のオープン前には屋台村に面した通りに約40人が集まった。オープンと同時に店舗は一気に人で埋まり、にぎわいを見せた。
 オープンセレモニーでは、国場組の国場幸一社長が「時の流れとともに街の様子が変わり、地域一帯が変わってきた。沖縄観光の顔として繁栄し、エネルギーのあふれる場所になる」とあいさつした。
 屋台村の横井聖司村長(41)は「沖縄を訪れる人、県内の人がしゃべって笑って飲んで、いい思い出になったと言われるよう盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
 オープンと同時に訪れた那覇市の金城勝秀さん(34)は「沖縄にない雰囲気で、舞台でエイサーや民謡を生ライブでやれば、観光客ももっと来てくれるだろう」と話した。
 営業時間は午前11時から午後11時まで。

グランドオリオン跡地にオープンし、多くの人でにぎわう国際通り屋台村=19日、那覇市牧志
国際通り屋台村と離島マルシェのオープンセレモニーでテープカットする関係者ら=19日、那覇市牧志