中国、タイ貫く新運河計画か マラッカ封鎖に対抗


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 【北京共同】中国が、タイを貫いてインド洋と南シナ海を直接結ぶ新運河建設に乗り出すのではと話題になっている。習近平指導部は、マラッカ海峡を回避する複数の輸送ルート確保を進めており、北京の外交筋は「米軍による有事のマラッカ海峡封鎖に対抗する考えだ」とみている。

 話題の発端になったのは「中国企業が、タイのクラ地峡運河の研究や投資協力の覚書にサインした」との5月中旬の中国紙、南方日報の特ダネだ。
 ネット上では「これで中国はマラッカのくびきから逃れられる」「中国海軍はインド洋へと大進出だ」と新運河への歓迎論が広がった。
(共同通信)