県漁連会長に上原氏 専務理事は東江氏


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 沖縄県漁業協同組合連合会(県漁連)は22日、那覇市の水産会館で2015年度通常総会と理事会を開き、任期満了に伴う役員改選で、新会長に八重山漁協組合長の上原亀一氏(53)の就任を決めた。上原氏は八重山漁協の組合長も続投する意向。前城統専務理事の後任には県漁業無線協会事務局長の東江芙佐人氏(63)が就任した。

 2015年3月期決算は事業総利益が前期比1・4%増の2億2591万円。企業の純利益に当たる当期剰余金は2・7%減の4489万円。累積赤字は前期の1億2779万円から、8290万円に圧縮した。
 人件費などの事業管理費を差し引いた事業利益は5・3倍の1702万円。一方、経常利益は10・1%減の6196万円となった。
 事業別利益を見ると、市場事業は子会社の泊魚市場有限責任事業組合が取り扱うマグロのうち、単価が高いメバチマグロをはじめとするマグロ類全体の取扱量が増加した。そのため市場事業総利益は14・3%増の1億1304万円となった。販売事業もモズクの受注発注と、ヒジキなどの関連商品の取り扱いが増加したことで23・8%増の1087万円だった。