日銀那覇支店長に蒲原氏 「沖縄経済、理解深める」


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新旧支店長会見で離就任の感想などを述べる蒲原為善氏=22日、日銀那覇支店

 日本銀行那覇支店長に15日付けで就任した蒲原(かんばら)為善氏と松野知之前支店長が22日、那覇市おもろまちの那覇支店で会見した。蒲原支店長は「沖縄の経営者や金融機関の方が何を考えてるかなど、離島を含めいろいろな場所に行き、いろいろな人と話したい。一生懸命勉強して沖縄経済を深く理解していきたい」と抱負を述べた。

 蒲原氏は金融研究所歴史研究課長から異動した。出身は北海道。沖縄経済について「非常に好調である印象を持っている。若々しさもあり、観光資源にあふれている。温暖な地域で人も穏やか。恵まれた環境にあるという印象だ」と語った。
 2013年6月から那覇支店長を務めた松野氏は「沖縄経済の将来に対する注目度が高まっている一方で、人材不足が大きな課題となっている。人材が育っていることは、景気が良い時も悪い時もプラス要因として働く。人材育成が、沖縄が日本経済のフロントランナーとして走り続けるポイントになる」と指摘した。