東洋ゴム3首脳そろって引責辞任 免震不正で、社外から会長起用も


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 東洋ゴム工業は23日、免震装置ゴムのデータ改ざん問題で、信木明会長(60)、山本卓司社長(58)、久世哲也専務執行役員(57)の3人が代表取締役を引責辞任すると発表した。経営陣が代表権をそろって返上するのは異例。同日開いた臨時取締役会で承認された。今後は後任社長の人選を進める。会長か特別顧問を社外から起用する方針も明らかにした。

 山本社長は一連の問題の処理に当たった後、早ければ今秋に開く臨時株主総会後に代表取締役社長を辞任する。信木会長は7月1日付で東洋ゴムを退く。久世専務執行役員は7月1日付で常務執行役員に降格する。
(共同通信)