「反戦歌」に耳傾け 平和の民謡でトーク 沖縄市


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平和の民謡(うた)をテーマに開かれたレコードトーク=21日、沖縄市中央の「おんがく村」

 【沖縄】レコードで聴く平和の民謡(うた)をテーマにしたレコードトークが21日、沖縄市中央の市音楽資料館「おんがく村」で開かれた。島唄解説人の小浜司さんをナビゲート役に「平和の願い」をはじめ、9曲の懐かしい音律に県内外の参加者約30人が耳を傾けた。

 比嘉恒敏さんの作品「艦砲ぬ喰ぇー残さー」について、小浜さんは「戦後の本格的な反戦歌の一つ」と紹介。また「戦世ぬセンスル節」については「自費制作でほとんど流通していない」と説明し、珍しい音源を次々に披露した。
 LP版「時代」に収められた屋嘉節は、民謡歌手の「金城実さんがカンカラ三線を弾きながら歌った」などと解説しながら、歌の持つ魅力や背景を伝えた。
 三線歌手、登川誠仁さんの作品「戦後の嘆き」は「登川さんが『トイレの中で戦争を振り返り、できた歌』」と制作経緯を説明した。