求人倍率、1・19倍に上昇 23年2カ月ぶり高水準


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 厚生労働省が26日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・02ポイント上昇の1・19倍で、2カ月連続で改善した。1992年3月以来、23年2カ月ぶりの高水準。総務省が同日発表した5月の完全失業率は前月と同じ3・3%だった。

 有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を示し、緩やかな景気回復基調を反映した。医療・介護分野で人手不足感が強く、企業の採用意欲が旺盛だったことや、求人数が増加する一方で求職者数が減っていることも求人倍率の上昇につながった。
 新規求人数を主要産業別でみると、医療・福祉が前年同月比6・3%増、卸売・小売業で0・9%増だった。
(共同通信)