「自分に投資を」 社会人から琉大生へ助言


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有意義な大学生活を送るため、社会人の意見に耳を傾ける学生ら=22日、那覇市の沖縄産業支援センター

 琉球大学の学生らで活動している団体「PEACE」(佐多大代表)が22日、那覇市の沖縄産業支援センターで大学生活を有意義に過ごす方法について話し合うセミナーを開いた。琉球大の学生16人と社会人4人が参加し、意見を交わした。

PEACEは「社会で活躍するための成長環境を創る」ことを活動目的としている。
 ビジネス相談などを行うネクストの福岡幸一社長がセミナーの進行役を務め、沖縄銀行人事部の與儀直人さんと全保連の長谷川元宏人事総務部長、公務員の宮城武さんが社会人として参加し、学生らに助言した。
 與儀さんは「学生時代に自分に投資をした方がいい」と話し、読書をしたり旅行をしたりすることなどを勧めた。宮城さんは「社会人になるとお金の動きを知らないといけない。学生時代に少しでも勉強していると楽になる」と語った。長谷川さんは就職試験のアドバイスとして「入社試験のために資格を取るよりも、相手にいい印象を残す人間力を磨いてほしい」と話した。
 学生の「自分が将来、何をしたいのか分からない人はどう学生生活を過ごせばいいか」という質問に対し、與儀さんは「分からないに甘んじるのではなく、探しに行く姿勢が大切だ」と強調した。
 観光産業科学部2年の高山奨太さん(20)は「普段、会えない人たちと話し合えていい刺激になった」と充実した表情を見せた。