読み聞かせに“メンズデー” 朝の15分「緊張しました」


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メンズデーで、子どもたちに読み聞かせをする父親の神山太一さん=16日午前8時20分ごろ、西原町の西原南小学校

 【西原】西原南小学校(久場明子校長)で16日、お父さんなど男性が子どもたちに絵本を読む年に1度の「メンズデーの読み聞かせ」が行われた。朝8時15分から15分間、従来は読み聞かせサークル「パステル」に所属するお母さんたちが担当するが、この日は父親だけでなく祖父、叔父、児童館の男性職員など男性15人が各クラスに入り、それぞれ選んで来た絵本を読み聞かせた。

 息子が1年1組で「もりのかくれんぼう」の絵本を読んだ神山太一さん(42)は「たまたま仕事が休みだったので、初めて読み聞かせに参加した。うまく伝わっているか気になった」と話していた。
 子どもたちは目を輝かせて物語に集中し「もっと読んでー」などとせがんでいた。また、幼稚園生の保護者で、めいが1年の平田豪さん(35)は「緊張しました」と苦笑いしていた。
 「パステル」の津波古和(なごみ)サークル長は、メンズデーの設定のきっかけについて「ある自治会長の男性が、自分の孫に読み聞かせをすると聞いて、学校でも父親の力をもっと取り入れたらよりよいPTA活動につながると思い、昨年から父の日に近い日程で取り組んでいる」と話していた。