【ペルー】「ますますの長寿を」 高齢者招き敬老会


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会場いっぱいに詰めかけた高齢者とその家族や関係者ら=6月6日、県人会館

 ことしも高齢者にとって楽しい一日がやってきた。在ペルー沖縄婦人会(ルース・イゲ会長)では、恒例の75歳以上の高齢者を招いての敬老会を6日午後、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで盛大に開いた。

 会場には、来賓として在ペルー日本大使館から下野光一領事、日系人協会からは会長代理のホルへ・クニガミ幹事長、カルメン・林日系婦人会会長が出席した。ペドロ・ガナハ沖縄県人会会長はじめ、市町村代表、県人会顧問、会員多数も出席、ともに高齢者の長寿を祝った。
 セレモニーはまずアケミ・ナカミネ副会長の開会の辞で始まり、婦人会・会歌(作詞・屋聡子、作曲・中村透)が斉唱された後、あいさつに立った主催者代表のイゲ会長は「ゆるぎない県系社会の礎を築いてこられた皆さまに心から敬意を表し、ますますの長寿を祈念申し上げます」と祝辞を述べた。
 招待された高齢者を代表してしてアウグスト・池宮城さんが謝辞を述べ、最後に下野領事が出席者全員の健康を祝して高らかに乾杯の音頭を唱和してセレモニーが終了した。
 会場にはことし、107歳を迎えた仲程ゼンソンさん=うるま市=を筆頭に、当山ひでこさん(102歳、西原町)、宮城まつさん(101歳、大宜味村)、上田はるさん(101歳、うるま市)、大田しゅげんさん(101歳、本部町)、大城えいぎさん(100歳、北中城村)らも元気な姿を見せた。イゲ会長から記念品と花束が贈られると会場からは大きな拍手が湧き起こった。
 県系社会も来年はペルー移住110周年の節目の年を迎える。(赤嶺光弘通信員)