29日の東京株式市場は、ギリシャ財政危機への投資家の不安を背景に、日経平均株価が終値で今年最大の下げ幅を記録した。上海などアジア市場も軒並み下落し、危機の深刻化に端を発した株安が連鎖。信認が揺らいだユーロは主要通貨に対して大幅に下落した。
ギリシャは30日に金融支援の期限が迫り、デフォルト(債務不履行)懸念が強まっている。銀行預金の一時凍結や支援の可否を問う国民投票の行方は不透明で、今後も金融市場の混乱が拡大する可能性がある。
日経平均株価(225種)の終値は前週末終値比596円20銭安の2万0109円95銭。
(共同通信)