5月の自動車国内生産17%減 軽自動車の増税響く


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 自動車主要8社が29日発表した5月の国内生産台数は前年同月比17・1%減の60万5745台となり、11カ月連続で前年実績を下回った。消費税率引き上げ後の低迷が長引く国内販売に、軽自動車税の増税が重なったのが理由。減少幅は4月の8・2%より拡大した。

 国内生産は8社のうち日産自動車を除く7社が減少した。ホンダは消費税増税前に受けた注文に対応するため昨年、生産を大幅に増やした反動で45・6%減とほぼ半減。軽自動車の増税のあおりで、軽が主力のダイハツ工業は29・3%減、スズキは18・8%減と、いずれも大きく減った。
(共同通信)