中国東方航空は1日、那覇-福州の定期便を初就航させた。宋克寧(そうこくねい)省長代理ら福建省訪問団4人を含む125人を乗せた第1便が那覇空港国際線旅客ターミナルに到着し、県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が歓迎式典を開いて出迎えた。
沖縄と歴史的な関係が深い福建省福州市との初めての直行便で、翁長雄志知事が4月の訪中で面談した李克強首相に就航実現を要請していた。
水曜と土曜に週2往復する福州路線は、中国本土と沖縄を結ぶ5路線目。さらに中国東方航空は、那覇-杭州便を17日から火曜と金曜の週2往復で新規就航することを発表した。
福州からの第1便の到着後、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で就航記念祝賀会が催され、翁長知事や中国の程永華(ていえいか)駐日大使ら行政・財界約80人が出席した。
翁長知事は「福建省との間には600年にわたる友好交流の歴史がある。今後沖縄経済界との間に新たなビジネス交流が生まれ、未来へ向け大きく広がることを願う」とあいさつした。
程大使は「定期路線の就航は福建省と沖縄の関係を一段と密にし、人の懸け橋になる」と述べた。