国民投票判明まで支援協議せず EU、ギリシャ首相に反発


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 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)ユーロ圏の財務相らは1日、財政危機に陥ったギリシャ向け金融支援協議を5日の国民投票の結果が判明するまで行わないと決めた。同国のチプラス首相が、EU側が支援条件として求めている財政再建案について国民投票で反対票を投じるよう呼び掛けたことに反発しているためだ。協議は再び暗礁に乗り上げ、支援問題の先行き不透明感が増してきた。欧州中央銀行(ECB)は1日の理事会で、ギリシャの銀行の資金繰りを支える緊急支援枠の維持を決めた。
(共同通信)