宮沢洋一経済産業相は3日、2015年版通商白書を閣議に報告した。主要な国がどのような品目を輸出しているかを分析しており、日本が欧米に比べ、世界的に需要が拡大している医療機器など成長産業の貿易品目をあまり輸出できていないと指摘した。
今後は、先進国の少子高齢化や製造業のデジタル化を踏まえ「IT関連製品や産業用ロボット、医療機器といった需要拡大が見込まれる業種」を見極め「輸出する力」を高めていく必要があると強調している。
白書は、主要国の輸出総額の中で、輸出額が近年増加している品目に着目した。
(共同通信)