千羽鶴を再生紙に 平和祈念資料館


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
千羽鶴を再生紙にするため、仕分け作業を手伝うボランティアら=6月20日、糸満市の県平和祈念資料館

 【糸満】糸満市の県平和祈念資料館などに寄せられた、来館者からの千羽鶴をNPO千羽鶴未来プロジェクト(広島市)に引き渡す「第9回千羽鶴引渡式」が6月20日、糸満市の県平和祈念資料館で行われた。

 糸満市内の小中高校生や障がい者福祉施設の利用者らボランティア約200人が参加し、引き渡された千羽鶴のひもをほどき、金銀など特殊な色紙やビーズを取り除く仕分け作業が行われた。
 千羽鶴は再生紙として生まれ代わり、ノートやしおり、県内各マラソン大会の賞状用紙として再利用される。
 糸満市の西崎中JRC委員会の奥原ゆずきさん(12)=中1=は「この千羽鶴の全てが、一つ一つ手作業で折られたことを考えるとすごいと思う」と話していた。