NY原油、3カ月ぶり安値 欧州経済への懸念強まり


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ニューヨーク共同】連休明け6日のニューヨーク原油先物相場は大幅続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)8月渡しが休み前の2日と比べて4・40ドル安の1バレル=52・53ドルで取引を終えた。4月中旬以来、約3カ月ぶりの安値水準。

 ギリシャが国民投票で欧州連合(EU)の求める財政再建策を否決したため欧州経済が混乱することへの懸念が強まり、リスクの高い投資資産である原油が売られた。一時は52・41ドルまで値下がり。
 ある証券アナリストは「市場はギリシャ情勢にやや過剰反応している」とし、一時的に50ドルを割り込んだとしてもすぐに下げ止まるとの見方を示した。
(共同通信)