ギリシャ、銀行の早期再開困難か 当局が対応協議へ


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 【アテネ共同】ギリシャ財務省当局者は7日、同省とギリシャ中央銀行などが国内銀行の閉鎖解除の時期など今後の対応を8日に協議すると明らかにした。銀行閉鎖は少なくとも8日まで続くとされているが延長の可能性があり、経済への打撃は深刻さを増しそうだ。

 ギリシャの銀行は破綻の危機にあり、預金流出を防ぐため6月29日から営業停止となっている。現金自動預払機(ATM)からの預金引き出しも制限されている。欧州中央銀行(ECB)の支援がなければ営業再開の見通しは立たず、引き出し限度をさらに少額にするなど資本規制の強化を迫られることになる。
(共同通信)