企業倒産、24年ぶり5千件割れ 15年上半期、業績改善


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 東京商工リサーチが8日発表した2015年上半期(1~6月)の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同期比10・0%減の4568件となり、6年連続で減少した。景気回復を受け、企業業績の改善が進んでいるのが主因で、上半期で5千件を下回ったのは1991年以来、24年ぶりとなる。

 負債総額は6・1%減の9902億円だった。3年連続で前年同期を下回り、25年ぶりに1兆円を下回った。
 業種別では、全10業種のうち9業種が減少し、卸売業のみが増加。円安による原材料価格の上昇を受け、建築材料卸や医薬品・化粧品等卸などの倒産が目立った。
(共同通信)