EU、ギリシャ改革意欲を歓迎 支援要請の審査開始


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 【ブリュッセル共同】財政破綻の瀬戸際にあるギリシャによる3年間の新たな支援要請を受け、欧州連合(EU)は8日、支援を実施するかどうかの審査を始めた。ギリシャのチプラス首相は財政再建策による改革の意欲も示しており、EU側はひとまず評価。ただ最大支援国のドイツは厳しい態度で臨んでおり、ギリシャ、EUの合意は依然として見通せない。

 ギリシャが要請したのはユーロ圏の金融安全網「欧州安定メカニズム(ESM)」を用いた3年間の支援。以前は2年と表明しており、大和証券キャピタル・マーケッツ(ロンドン)は「(財政難の)現実に根差している」と指摘した。
(共同通信)