県立芸大生らと県系人実演家共演 ハワイ・沖縄姉妹都市30年


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軽快なリズムで「黒島口説」を舞う県立芸大の学生やハワイ在住の琉球芸能実演家ら=11日(現地時間)、米ハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センター

 【ハワイ=古堅一樹】ハワイと沖縄の姉妹都市締結30年を祝い、県立芸術大学の教員、学生と県立芸大への県費留学経験を持つハワイ在住の琉球芸能実演家らが11日(現地時間)、米ハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センターで共演し、琉球舞踊や組踊の一場面などを披露した。

ハワイ沖縄連合会・琉球新報社主催「移動編集局inハワイ」前後に出演し、会場から大きな拍手が送られた。
 11日午前は祝儀舞踊「かぎやで風」「ゼイ」や組踊「久志の若按司」の一場面を抜粋した「久志の若按司道行口説(みちゆきくどぅち)」を披露。午後は美女2人と醜女2人が絡むこっけいな古典舞踊「醜童(しゅんどう)」、五穀豊穣を祝う「鳩間節」、黒島の四季の光景を軽快に表現する「黒島口説」を踊った。
 公演後、県立芸大の比嘉いずみ准教授らが、県系人らに伝統的な着付けや化粧を伝えるワークショップも実施した。