東芝、不適切会計1700億円超 経営陣を大幅刷新


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 東芝の不適切会計問題で、過大計上した連結営業利益の総額が1700億円超になる見通しが強まったことが14日、分かった。すでに東芝が公表している548億円の3倍に上ることになる。

 東芝は田中久雄社長、佐々木則夫副会長(前社長)の引責辞任に加え、経営陣の大幅な刷新も検討している。取締役の半数以上は社外取締役にする方向で調整。ほぼ全ての主要事業で不適切な会計処理が見つかっており、責任の明確化とコーポレートガバナンス(企業統治)の強化が必要と判断した。
 利益の過大計上は、稼ぎ頭である半導体部門の金額が最も大きく、パソコン、テレビの各事業が続くとみられる。
(共同通信)