葉タバコ「高額取引を」 宮古島、買い入れ始まる


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葉タバコの品質を見定めるJTの鑑定員ら=14日午前、宮古島市平良

 【宮古島】県内最大の葉タバコ生産地の宮古島市で14日、県内トップを切って2015年産葉タバコの買い入れが始まった。

市平良の日本たばこ産業(JT)宮古葉たばこ取扱所では同日朝、JTの鑑定員や農家ら多くの関係者が集まって開始式が行われ、高品質と高額取引を願った。
 ことしの同取扱所の取扱高は宮古島市、多良間村、石垣市の160農家から約870トンを見込む。
 葉タバコ収穫の最盛期だった5月に台風6号が先島諸島を直撃した影響を受け、前年実績(1253トン)の3分の2程度にとどまる見通し。
 ただ、台風前に収穫を終えていた葉を中心に「品質は上々」という。初日は35トン、約7300万円分買い入れられた。キロ単価平均買い取り額は2098円で、前年平均額(2080円)を18円上回った。