【浦添】新校舎建設のため旧校舎を取り壊す浦添市立港川小学校(高良政幸校長)は4日、6年生が父母らと共に旧校舎の壁に絵を描く「校舎の思い出プロジェクト」を実施した。約200人が参加した。
絵のテーマは「感謝」「思い出」となっており、子どもたちは運動会の玉入れの様子の絵や、港川の海岸で学習した「カーミージー」の海の絵などを壁いっぱいに描いた。
仲原桃花さん(11)は「(校舎に対して)ありがとうという思いを込めて書いている。校舎とのお別れは残念だが、絵を描くのは楽しい」と話していた。辺野喜大輔君(11)は「卒業後に完成する新校舎に入れないのは残念」と話していた。
プロジェクトは文具メーカーの「ぺんてる」社とキャノンマーケティングジャパンの協賛を得た。子どもたちが描く様子を撮影の講習を受けた係の子どもたちが写真に収めていた。