日銀、大規模緩和を継続へ 成長率の下方修正検討


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 日銀は15日、金融政策決定会合を開いた。中国など海外経済の減速で輸出や生産の回復が鈍っており、2015年度の実質国内総生産(GDP)の見通しを4月時点の前年度比2・0%増から小幅に下方修正することを検討する。物価動向に大きな変化はないとして、大規模な金融緩和を現状のまま継続する見込みだ。

 今回の会合では、4月にまとめた17年度までの経済や物価の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」に修正点がないか見直す。
 6月の企業短期経済観測調査(短観)では、企業の設備投資計画が大幅に上方修正された。景気は緩やかな回復を続けるとの見方を維持する方向だ。
(共同通信)