県内景況、9期連続プラス 沖縄公庫、4~6月


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 沖縄振興開発金融公庫(譜久山當則理事長)は15日、2015年4~6月期の県内企業景況調査を発表した。前年同期と比べた業況判断指数(DI)は前期(15年1~3月期)より10・9ポイント増のプラス17・0で、初の9期連続プラスとなった。

沖縄公庫は好調な観光需要や底堅い建設需要を背景に景況判断を前期に続き「拡大している」とした。
 一方、人員不足を示す雇用判断DIは28・1と前期より5・8ポイント減少したものの、依然として、高止まりの状態が続いている。沖縄公庫の担当者は「人手不足は今後も続くが、それを上回る売り上げ増などの要因があり、景況『拡大』は続く」と指摘した。
 沖縄公庫によると、来期(15年7~9月)は「好転」超幅が若干縮小するも、好調な観光需要を背景に引き続き二桁プラスの見込みとなっている。
 【琉球新報電子版】