琉球新報社 大阪市の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）」の運営会社ユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル最高経営責任者（ＣＥＯ）と森岡毅執行役員（マーケティング本部長）が１７日に翁長雄志知事と会談し、ＵＳＪの沖縄進出を正式に打診することが１５日、分かった。
沖縄での事業計画の実現に必要な支援策について県に協力を求める考え。関係者によると、同社は本部町の国営海洋博公園でテーマパークを展開する予定で、名護市に新法人を設立することも検討している。
森岡氏と安慶田光男副知事が協議し、ガンペル氏と翁長知事との会談日程を調整していた。ガンペル氏と森岡氏が来県して翁長知事に事業計画を示すことで、テーマパークの進出は一層現実味を帯びることになる。
森岡氏は１５日、ＵＳＪでのイベント終了後、記者団に対し、近く県を訪問し、「計画の最新情報」を説明する考えを明らかにした。新パークのテーマを「南国リゾートでのリフレッシュ」と説明。「ユニバーサル」ブランドは使わない方針だ。開業時期や建設場所は明らかにしなかった。
現在海洋博公園を管理運営している美ら島財団の指定管理契約が２０１９年１月で切れることから、政府は以降の管理をＵＳＪに担わせることを検討している。
