琉球新報社 【アテネ共同】ギリシャ議会（定数３００）は１６日未明（日本時間同日朝）、金融支援再開の条件として欧州連合（ＥＵ）側と原則合意した財政再建策の関連法案を賛成多数で可決した。ＥＵ側が求めていた法制化を実行し、支援再開実施への道が開けた。ユーロ圏諸国は再開に向けた手続きに入る。ギリシャの財政破綻やユーロ圏離脱といった最悪の事態はひとまず回避される。
法案は、付加価値税増税をはじめとした税制改革や、早期退職の制限など年金制度の改革が柱。
財政破綻を回避するためＥＵ側との協調を重視する主要３野党は支持に回ったが、チプラス首相率いる急進左派連合からは造反者が出た。
（共同通信）
