ギリシャ反緊縮デモ、一転暴徒化 飛ぶ火炎瓶、首都緊迫


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
15日、ギリシャ首都アテネで起きた暴動で、立ち上る炎と警察隊(ロイター=共同)

 【アテネ共同】火炎瓶が飛び、路上の車が燃え上がる―。ギリシャの首都アテネの国会議事堂前にあるシンタグマ広場付近で15日夜、財政再建策の関連法案に反対する抗議デモは一部の若者が暴徒化し警官隊と衝突、首都中心部は緊迫した空気に包まれた。

 デモは法案に関する議会審議に合わせて行われ、1万人以上が参加。「われわれは奴隷ではない」「欧州連合(EU)の束縛から解放を」と書いたプラカードを掲げた参加者らがシュプレヒコールを繰り返し、再建策反対を訴えた。
 ちょうど審議が始まったころ、若者らが突然、警官隊に火炎瓶や石を投げたり、車両に放火したりして暴徒化。
(共同通信)