ギリシャ、首相が反緊縮派を更迭 内閣改造で再建策実行


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 【アテネ共同】ギリシャのチプラス首相は破綻寸前の財政の再建に向け17日、内閣改造を実施した。財政再建策に反対するラファザニス生産再建相らを更迭するなど、反緊縮派を排除、欧州連合(EU)側の求める改革を実行していく姿勢を鮮明にした。

 内閣改造により政権基盤の安定を図り、チプラス氏が党首を務める急進左派連合(SYRIZA)の再結束も目指す。脱税などの取り締まり強化のため、汚職対策特別委員会も設置した。
 付加価値税(日本の消費税に相当)増税や年金制度改革など厳しい再建案に反発し、議会での法案採決で造反したラファザニス氏の後任には、スクルレティス労相が就任。
(共同通信)