東芝に課徴金検討、監視委 経理担当が書類操作


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 東芝の不適切会計問題をめぐり、経理担当者が利益水増しの発覚を避けるため、監査法人に提出する財務書類の内容に矛盾が生じないよう、数字などを操作していたことが18日、分かった。証券取引等監視委員会は、巨額の利益の過大計上が有価証券報告書などの虚偽記載に当たる可能性があるとみて、東芝に課徴金を課すよう金融庁に勧告することを検討する。

 書類の操作は、東芝の第三者委員会が20日にまとめる報告書で指摘する見通し。監視委は第三者委の報告後、検査を本格化させる。東芝の田中久雄社長が周辺に辞意を伝えたことも分かった。
(共同通信)