プロの技にくぎ付け 折茂、岸本選手がバスケ教室


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
シュートの打ち方を教える(左から)岸本隆一選手、折茂武彦選手=11日、名護市の21世紀の森体育館

 【名護】名護市内の小中学生を対象にしたバスケットボールアカデミー「D―EQUIPO(ディー・エキーポ)」やんばる校が11日、21世紀の森体育館でプロ選手を招いた「バスケットボールクリニック」を開き、小中学生ら75人が参加した。元日本代表でNBLレバンガ北海道に所属する折茂武彦選手と琉球ゴールデンキングスの岸本隆一選手が講師となり、基礎練習やミニゲームを通してプロの技や考え方を学んだ。

 児童らは折茂選手と岸本選手から、シュートやディフェンスのかわし方、パスの受け方などを基礎から丁寧に指導を受けた。折茂選手が「シュートのときはつま先と手をリングに向けて」「低姿勢になるときは腰ではなく膝を落として」などと実演して見せると、児童らは真剣な表情で折茂選手を見詰め、自身のフォームや動きを確認していた。
 折茂選手は「考える、イメージする、この二つが大事。人よりもちょっと考えることでもっとうまくなる。諦めずに夢を追い掛けてほしい」と話した。
 名護市出身の岸本選手は「地元なので特別な気持ちがある。プロに教えてもらう機会を上達するきっかけにして、ぜひプロの選手になってほしい」と後輩たちを激励した。
 両選手らも入った3ポイント勝負で優勝した東江小4年の當眞ひなのさん(9)は「プロに勝ててうれしかった。つま先の使い方が大事だと思った」と感想を話した。