人間国宝の竹本源大夫さん死去 人形浄瑠璃文楽の太夫


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死去した竹本源大夫さん

 人形浄瑠璃文楽の太夫で人間国宝の九世竹本源大夫(たけもと・げんだゆう、本名尾崎忠男=おざき・ただお)さんが20日午前8時17分、心不全のため大阪市内の病院で死去した。83歳。大阪市出身。葬儀・告別式は22日午後1時から大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115、大阪市立やすらぎ天空館で。喪主は長男で文楽座三味線弾きの鶴沢藤蔵(つるざわ・とうぞう)氏。

 1946年、四世竹本織大夫(後の八世綱大夫)に入門。竹本織の大夫を名乗り、後に五世織大夫を襲名した。94年に「切場語り」になり、紫綬褒章を受章。「国性爺合戦」「封印切」などを得意とした。
(共同通信)